短大の講義にて。(九州地方/短期大学 Sさんより)
■スポーツマンシップ教育実施のきっかけ
きっかけは、最初にベースボールマガジン社から出版された「スポーツマンシップを考える」を読んだことです。私自身も競技スポーツに打ち込んでいた時代がありますので、スポーツに対する思いは熱く、スポーツに関してはよく知っているつもりでした。
しかし、このスポーツマンシップというよく知っているようで知らない言葉について考えさせられ、教えられたことがスポーツマンシップについて講義で取り上げようと思ったきっかけです。
■活用方法について
DVDについては、残念ながら直接見せることはありませんでした。しかし、書籍の内容と合わせて参考にさせていただき、講義の中でスポーツマンシップについて話しました。
また、小冊子については、書籍にも載っているエピソードと共にたくさん紹介させていただきました。内容をよく知っているエピソードについては、自分の感想や意見も交えて話をしました。
この講義には、学科の70名程が履修しており、比較的大きな講義室で行っています。
■活用後の対象者の変化(成果)について
あまりスポーツ経験がない学生が多い中で、この授業を受けて次のような経験や感想が聞かれました。
・高校時のクラスマッチ等で先輩からの圧力があり、思いっきりプレーすることができず、いやな思いをしたことがある。
・野球中継を見ていて野次や挑発行為に嫌気がさす。
・竹中選手の話では、フェアープレーとスポーツマンシップに関して考えさせられた。
・小学校のクラスマッチで、サッカー部の子が点を取った後、その子は自陣ゴール前で守りに徹した。勝てばよいという感じで釈然としない。
・Good looserになるためには、相当な心の広さが必要だと感じた。
・スポーツマンシップの内容ででてきたことは、人間として大切なことばかりであると感じた。
最近の具体例では、サッカードイツワールドカップにおけるジダン選手の頭突きを思い浮かべる人が多かったです。
■スポーツマンシップの説明や理解の過程で生じた問題等
「スポーツマンシップを考える」の44ページにあるヤマシタ選手とラシュワン選手のエピソードについて、ラシュワン選手の会見での発言は「わざわざ言うべきことではないのに」という感想が学生から聞かれました。共同通信の記者さんも「山下にとっては心外だったであろう」と書いてあるように、この文章ではラシュワン選手の発言は、少し疑問に思われる感じがしました。
しかし、小冊子の表現では、山下の強さを認める感じが伝わってきます。両方聞かせましたが、後で聞いた小冊子の方で学生は納得していたようです。
■授業等で特に工夫や留意した点
本講義の受講生は、特に現在スポーツを実践しているわけではない女子学生が多くを占めています。そこで、これからスポーツに取り組んでいく上でというよりも、スポーツを観る中で感じて欲しかったり、人とのコミュニケーションを通して参考になるよう努力しました。
■DVD、小冊子へのご感想、ご意見、ご要望など
DVD、小冊子共に大変よくできていて、見せる、聞かせるだけでもたくさんのことを教え、考えさせることができると思います。
今後もし可能であれば、エピソードの内容で実際の映像のあるものをDVDなどにまとめることはできないでしょうか。放送の映像であれば著作権などがあるのかもしれませんが、可能であればご検討くださいますようお願いいたします。
■その他
スポーツマンシップは、人間教育としてもとても大切な内容だと感じます。スポーツをあまり行わない人でもスポーツマンシップを身に付けて生活していって欲しいと思います。
最近は、スポーツ中継やニュースも豊富なので、すばらしいプレーや行動を観て、それに共感して身に付けてもらえればと思います。
(2007.3のご回答)
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